【生まれつきの天才などいない?】天才になる”好機”とは

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天才
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【成功する人々の法則】天才は「どのように」天才になっていくのか

2021年、初回のご紹介はこちら!

天才は生まれつきの才能によるもの?それとも努力?両方?

鬼才マルコム・グラッドウェルが「天才が、どのように天才になっていくのか」を

解き明かしたベストセラー作品です。

『天才! 成功する人々の法則』ーマルコム・グラッドウェル著、勝間和代訳

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とてもわかりやすく、興味深い内容!

お子さんの教育に関心がある人にもオススメです!

天才になる”好機”

『好機』ーチャンスや幸運と言い替えてもいいでしょうか。

著者は、天才を理解するには「個人を超えた視点が必要だ」と述べてます。

天才はどのような機会”に恵まれ、才能が育まれていったのか。

今回は、こちらの3つの法則(フレームワーク)を紹介します。

  1. マタイ効果
  2. 1万時間の法則
  3. ”権利”意識
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天才”たる由縁”ではなく、天才”に成らしめた由縁”。

どんな法則なのか見てみましょう!

マタイ効果

誰でも、持っている人は更に与えられて豊かになるが、持っていない人は持っているものまでも取り上げられる。

マタイによる福音書25・29

社会学者ロバート・マートンは、「成功についての好機」を、

この新約聖書の一節を借用し『マタイ効果』と呼びました。

著者は「アイスホッケーの選手には、同年齢の仲間たちの間で早く生まれた者が多い」との

心理学者ロジャー・バーンズリーの調査結果を一例に挙げています。

マタイ効果とは、

『成功している人は特別な機会を与えられる可能性がもっとも高く、さらに成功する』

  • 金持ちがもっとも減税の恩恵を受ける。
  • できのいい生徒ほどよい教育を受け、注目を集める。
  • 体格のいい少年がたくさんの指導を受け、練習する機会を与えられる。

こういったことを自ら経験、または外から眺めていた体験をされたことは少なからずあるはず。

私は断然後者ですが(ーー;)

成功とは、社会学者が呼ぶ「累積のアドバンテージ」の結果

最初はほんのちょっとの差、しかしその小さな差が好機を招き、少し差が広がる。

さらに、その有利な差が次の好機を招く。

こうして”差”は、ますます大きくなり、”外れ値”すなわち”天才”が生まれる。

でも、その天才も最初は、ほんのちょっと周りより良かっただけ。

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当然、”生まれながらの才能”も否定するわけではありませんが、

その”差”を大きくしたものは、好機を与えられたかどうか。

「チャンスを逃すな!」なんて言いますが、まさにその通りですね!

1万時間の法則

でもやっぱり天才と言われる人は、人より努力や訓練を重ねて来てるんじゃない?

いや実は…なんて、裏技をしたい所ですが、答えはイエス。

ただ言葉を付け加えるならば、”圧倒的にたくさん”の努力を重ねています。

「天才は、人より圧倒的に努力している」なら、「法則」っていうほどの話かな?

ここで心理学者K・アンダース・エリクソンの一つの調査結果を。

ベルリン音楽アカデミーで学ぶバイオリニストを三つのグループに分けた。

  • ①世界的なソリスト(独奏者)になれる可能性を持つ学生
  • ②”優れた”という評価にとどまる学生
  • ③プロになれそうもなく、公立学校の音楽教師を目指す学生

それぞれに次、質問をしました。

「はじめてバイオリンを手にしたときから、これまで何時間、練習してきましたか?」

回答結果は、

  • ①のグループは、1万時間
  • ②のグループは、8,000時間
  • ③のグループは、4,000時間

どのグループの学生もだいたい同じ時期、5歳ごろから練習をはじめているが、

最初の2、3年はみんな同じく、練習は週に2、3時間。

ところが8歳くらいから、大きな違いが見られはじめる。

①のグループは、9歳で週に6時間、12歳で週に8時間、14歳で週16時間、

20歳のころには週に30時間以上も練習していた。

この結果は、プロとアマチュアのピアニストについても同じ傾向が見られた。

著者がこの調査結果で注目したのは、エリクソンが”生まれつきの天才”を見つけられなかったこと。

短い練習時間の①のトップクラスグループの学生はいない。

また長い練習時間を重ねて、力がない学生もいない。

この結果は、トップクラスになれるかなれないかを分けるのは、

「熱心に努力するかどうか」によることを示しています。

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ここまで数字で示されれば、差は歴然。

トップクラスへの道は険しい(p_-)

複雑な仕事をうまくこなすためには最低限の練習量が必要だという考えは、専門家の調査にあり、

それどころか、世界に通用する人間に共通する”魔法の数字”があるという意見で一致しています。

そう、それが「1万時間」です。

調査から浮かび上がるのは、世界レベルの技術に達するにはどんな分野でも、1万時間の練習が必要だということだ。(中略)1万時間より短い時間で、真に世界レベルに達した例を見つけた調査はない。まるで脳がそれだけの時間を必要としているかのようだ。

神経学者ダニエル・レイヴィティン

ちなみに「1万時間」ですが、毎日休まず3時間の練習で単純計算すると、9.13年。毎日2時間なら13.7年に相当します。

「十年、一剣を磨く」なんて言葉もありますが、並たいていの努力でないことは明らかです。

しかし逆に考えると、何かで人より秀でた能力やスキルを身につけるためには、

この”1万時間”を目標にすれば良いということ。

『継続は力なり』は、天才に欠かせない要素なのです。

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天才、一流となるまでの”1万時間”は避けることのできない関門。

これを意識していくことは、夢を叶える上で、大事なポイントですね。

”権利”意識

さてこの本が面白いのは、「天才になれなかった神童」のことにも言及している所。

神童(しんどう)、いわゆるIQ(知能指数)が高い子どものこと。

生まれながらの才能に恵まれ、意識せずとも感覚が優れている子どもが、

天才になれない?その後の努力しなかったからかな?

”仕事ができない高学歴な人””才能あふれているのに社会で成功できない人”

ものすごい能力があるのに、勿体ない…あなたの近くにもいるんじゃないでしょうか。

神童と言われた子どもが、「天才になれなかった理由」

著者は、「”権利”意識の欠如」と結論しています。

  • 自らが優先的に扱われるよう追求する
  • 組織の中で積極的に相手とやりとりする
  • 情報を共有し、注目を要求する

こういった権利があるように振る舞う意識を身につけていないことが、問題だとしている。

わかりやすく言えば、”実社会で役立つ機知やスキル”や、”物事の進め方”を習得できていない。

すなわち、実社会でたくましく、また世の中をうまく生きていく”処世術”を知らないのです。

IQが高くても、社会でうまく生きていく知恵やスキルを持てなかった”神童”

何故、彼らは身につけられなったんだろう?

著者は、子どもたちが実社会で生きていく準備をさせるための「コミュニティ=周囲の社会」

特に「家庭」の重要性を訴えています。

親が、子どもの時間に深く関与し、周囲の社会との関わりの姿を示し、 子どもと話し合い、理由を説明する。

子どもは、こういった”やりとり”から、社会との関わり方、積極的な反応を実践的に学んでいく。

反対に、ただ命令、拒絶、抑圧、そして無関心といった親の関わり方の場合、

子どもは権威に対し、遠慮し、不信を抱き、あきらめの感情が植えつけられます。

積極的な社会との関わり、対話や交渉の機会を避けるようになり、

もしそういった機会を得ても、どのように対応したら良いのかわからない。いや、対応しようとさえしない。

いかに生まれながらの才能に恵まれた”神童”も、実社会を生き抜いていく力は、人との関わりの中で磨いていくしかないのです。

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人は1人では、生きていけない”ーたくさんの人との関わりの中で、知らず知らず私たちは学び、成長していってるんですね。

恵まれた才能、そして機会に恵まれた”神童”でも、人の愛情や支えなしには天才にはなり得ない。

真理に触れた想いがしますね。

全ての人に、”天才になる機会”を

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「天才が、どのように天才になっていくのか」ーいかがでしたか。

  1. マタイ効果
  2. 1万時間の法則
  3. ”権利”意識

”好機”が天才を生み出す。夢のような話ではなく、とても現実的な内容でしたよね。

一見、何とも思えないような”機会”。どう意識して、活かしていくか。

”好機”をものにする人=天才

著者は、天才を産む要素は不平等であり、

どうすれば天才を平等に育むことができるのかを考える必要を訴えており、

本書の結びに「全ての人に天才となる”機会”を」と願っています。

その願いを叶えるには、現在生きている我々が後世の人々にどのような社会を残せるか、

またどのような家庭環境を築いていけるか、ふれあいを持っていけるかが大事ですよね。

↓今日、紹介した以外にも興味深い内容が盛り沢山!オススメです!

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人間の可能性はもっともっと広げることができる!

そのことを知り、確信を深めることができた一書でした。

良書との出会いに感謝。ではまた〜v(^^)

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