【おすすめ本】『小学生からはじめる論理的思考力』

ども!日々、春の陽光が、夏の日差しに変わってきてますね(^_^;)

GWも終わり、通常営業です(^。^)

ぼちぼちペースでやっていきます^^;

論理的思考力「自分で考える力」を伸ばそう

さて今日は子どもと一緒に読んだ一冊。

苅野 進(かりの しん)さんの『小学生からはじめる論理的思考力』です。

学校などでは教えてくれない『論理的思考力(ロジカルシンキング)』

当然大人の私もそんな授業や講義は受けてません^^;

なので、子ども向けとはいえ、非常に勉強になりました。

ほんと最近の子ども向けの本は内容充実です(^^)v

こんな人にオススメ
  • 仕事で手いっぱいになってる方
  • 現在抱えている問題を解決に導きたい方
  • コミュニケーションが苦手で行き詰まっている方
relic
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”ロジカルシンキング”、”考える力”を身につけたい、またお子さんに身につけさせたい方は導入の1書となるかと思います。

論理的思考力とは

論理的思考力って具体的にどういった力?

本の中では正解のない時代を生き抜くための「論理的思考力」として「3つの柱」、「それを学ぶ5ステップ」を示してくれています。

『論理的思考力』の3つの柱
  1. 未知の問題でも解決法を予想してチャレンジする力
  2. チャレンジした結果から学ぶ力
  3. 自分の考えを伝えて、まわりと協力する力

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目標に向かって諦めない力、行動する力、より深く考える力、まわりの協力を得る力といった所でしょうか。

社会で生きていく上でどれも大事な要素ですね。

論理的思考力を身につけよう

次にそれを学ぶ5ステップです。

『論理的思考力』を学ぶ5ステップ
  1. 未知の問題から目をそらさないようになる ⇨「仮説思考」を身につける
  2. 知らない問題を小さく分解して、取り組めるものから取り組む ⇨「分解する力」を身につける
  3. 取り組んだ結果の成功・失敗から正しく推論する ⇨「論理の穴に気づく力」を身につける
  4. 1〜3ステップまでの作業について、自分の考えをまわりに伝える ⇨「会話で伝える力」を身につける
  5. 1〜4ステップまでの作業を改善しながらくり返していく ⇨「未来志向」を身につける

1.「仮説思考」を身につける

「知っている問題しか解けない」と思う子ども達。

知らない問題にぶつかると「事例を探す」、「解説を待つ」、「とりあえず飛ばす」。

大人にも耳の痛い話ですね…(-_-;)

正解がはっきりしない問題から目をそらさない対応力が必要ってことですね!

「仮説思考」の最大のメリットは「何もしない」最悪の状態からの脱却。

仮説を立てるコツとして、2点挙げられています。

  • 問題発見の仮説:「なぜ?」をくり返し、原因を探る。
  • 問題解決の仮説:「そうすると?」をくり返し、解決策を探る。
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普段からお子さんと「何でかな?」「そうしたらどうなる?」といった会話を意識すると良いかもしれませんね。

2.「分解する力」を身につける

難問にぶつかると子ども達だけでなく、大人でも「テンパり」ますよね(^_^;)

大きな問題も、小さな問題に分解すれば対処を見出すことができる。そんな力ですね。

時間軸(”いつ”、”どこで”など)や要素で分解したり、「できること」と「できないこと」、「やるべきこと」と「やりたいこと」といった分解の仕方も効果的とのこと。

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書き出してみて、見える形にすると小さな問題だけでなく、より大きな問題を捉えることにもつながりますね。

3.「論理の穴に気づく力」を身につける

自分の考えを伝える場合、まわりに伝えて、巻き込む力が問われてきます。

そのためにも、伝えようとしている結論の”根拠”、”前提”を確認する力が必要となります。

  • 「だから」「なぜなら」は正しく繋がっているか?(”根拠”は正しいか?)
  • 「まず」「そもそも」は間違っていないか?(”前提”は妥当な内容か?)

relic
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前提が間違っていたり、根拠が正しく繋がってなければ、理解や納得を得られることができません。

伝える前に要チェックですね!

4.「会話で伝える力」を身につける

「伝えよう」と思って「会話」をする機会の少ない子ども達。

”相手の立場を考えて”なんて大人でも難しいことですよね。

しかし自分の考えをまわりに伝えるためには、相手の立場を想像できるようになる力が必要となってきます。

  1. 相手が期待しているのは「疑問点の解消」
  2. 聞き手の疑問は大きく2つ「それは本当か?」「本当にそれだけか?」
  3. 言葉の定義と前提条件
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  1. 想像できる疑問点に答えられるか?
  2. 納得してもらえる必要な情報を提供できるか?
  3. 曖昧な表現はないか?前提条件は間違っていないか?

子ども達には少し難しいかもしれませんが、「自分の話を相手はどう感じるか?」を考えていくことがポイントですね。

5.「未来思考」を身につける

1〜4ステップまでの作業を改善しながらくり返していく。

伸びる子どもの条件は「次へ」チャレンジするメンタル。

具体的には日々変化する状況に対し、PDCAサイクルを回す力を身につけることが必要となります。

⬇︎ ”PDCAサイクル”はこちらを参照(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

https://ja.wikipedia.org/wiki/PDCAサイクル

こちらも子ども達には難しいかもしれませんが、ポイントは「未来を常に意識すること」

PDCAサイクルの形よりも「次はどうする?」との『未来志向』を身につけることが大事ですね。

強く生きるために

苅野さんは”強く生きるために”子どもだけでなく、大人も一緒に「論理的思考力」を身につけることの重要さを訴えておられます。

強く生きる力は一朝一夕には身につかないものですが、普段の生活の中で、考え方・生き方を変えていくことで、良質な経験が少しずつ蓄積されて、結果的に大きな力になっていくと。

「質の良い回り道をさせる」ことこそ、論理的思考が身につき、強く生きる力が身につく唯一の方法だと。

改めて「思考」の大切さ、価値に気付かされました。

そして苅野さんの熱い想いに触れ、子ども達との関わりもより良いものにしたいと感じさせてくれました。

⬇︎ 苅野さんのロジカルシンキング本はこちらもあります。

良書との出会いに感謝です。

ではまた〜(^^)

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