お金と自由をもたらす習慣 〜お金に対する考え方〜
さて今回は、「お金」の話。
神田昌典さんの『非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣』からです。
(2002年初版ですが新装版も出てます)
タイトル通り、逆説的な捉え方で成功法則へ辿り着くという内容。
わかりやすく、とても腑に落ちる内容で、オススメです!
神田昌典さんは、経営コンサルタント・作家・日本を代表する国際的マーケッターです。
どんな人?気になる方はこちら(^^)
【お金に対する考え方1】 成功者はお金が大好き
さて著書は「お金と自由をもたらす8つの習慣」というサブタイトルです。
ちなみに『8つの習慣』はこちらになります。
- やりたくないことを見つける
- 自分にかける催眠術
- 自分に都合のいい肩書きを持つ
- 非常識的情報獲得術
- 殿様バッタのセールス
- お金を溺愛する
- 決断は、思い切らない
- 成功のダークサイドを知る
尚、序章は「成功は『悪の感情』から生まれる」です(^◇^;)
本日紹介するのは第6の習慣。ズバリ「お金を溺愛する」です。
お金持ちのお金に対する考え方の共通点。それは「お金が好きだ」ということ。
お金はそりゃ、みんな好きでしょ!嫌いな人は基本いないのでは?
そうなんです。
でも、皆さんが「お金が好き」なのは、「お金で得られるものが好き」なだけ。
車やバック、お金で得られる地位、自由…
ここでいう「お金が好き」は、「お金自体が好き」ということ。
つまり紙幣、貨幣自体が好き、匂いや、色や、デザインが好き。お金を愛しているのです。
さぁ、そうなるとグッと「お金が好きな人」は絞られてくるんじゃないでしょうか。
これが、お金が集まる人と、お金から逃げられる人との大きな違い。
かくいう私も、正直「お金自体が好き」とは、あまり考えていませんでした。
でも、あらためてお金を見つめてみると、とても綺麗だなぁと気付かされました。
一度、お札、貨幣を眺めてみてください。オススメです。
【お金に対する考え方2】 お金に対する罪悪感とは
「お金が好き」なんて言ったら、印象悪いイメージにならないかな?
お金にこだわる=心が卑しい。お金にこだわらない=心が清らか。
極端かもしれませんが、一般的にこのようなイメージがあることは否めませんよね。
だから”お金を儲けること”=”心が汚れる”という、恐れや、お金に対する罪悪感を持っている。
著者はこう断言しています。
恐れや罪悪感を持っていたら、絶対にお金は儲からない。
なぜなら、儲け始めた途端に、自分で自分にストップをかけてしまうからだ。
もっと稼げるのに、相手に悪いと思ってしまうので、価格を低く設定してしまう。
相手の機嫌をとろうとしてしまうんだよね。これじゃ、お金に縁がないのは当たり前。
だから、まず、あなたがやるべきことは、お金に対する罪悪感を根本的に払拭することだ。
『非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣』ー神田昌典
お金にこだわらない人は、お金に縁がない。
言われてみると当然なのですが、私自身、実際に意識して”お金にこだわって”生きてませんでした(・_・;
【お金に対する考え方3】お金は人を選ばない
「お金は人を選ばない」
当然のことと思いがちですが、これもしっかり認識しておくべきこと。
能力や人格の良し悪しでお金が集まるわけではない。
「あの人はいい人」「あの人は悪い人」なんて人を判断することはお金にはできない。
また銀行にとっても「お金はお金」。
通帳に「いい金」「悪い金」と記載されるわけではなく、
「いい金」だからといって、金利が優遇されるわけでもありません。
(もしそんな優遇制度があるなら世界の格差は少し抑制されるかもしれませんね。。)
また「お金は寂しがり屋」。これも知っておくべき大事なことですね。
人を選ばないお金ですが、互いにはまるで意志を持っているかのように、仲間を集め出す。
例えば、透明の募金箱。なぜ透明なの?って思いません?
この募金箱、全く空っぽなら募金は増えてこない。
でも小銭がある程度入ってくると、募金が増えるスピードがアップする。
さらにお札が入っていれば、さらに募金が増えるスピードが速くなる。
”お金”が呼び水となって、”お金”がどんどん集まり出す。
お金がお金を呼ぶ。
おとぎ話のようですが、経済的格差が解消されない現代、
誰しもが、体験や実感を持たれていることかと思います。
昔話なら、意地悪なおじいさんは不幸な目に合い、
正直なおじいさんは、幸せになり、『めでたしめでたし』
でもお金の現実は甘くありません。
日々コツコツ懸命に働く善人にはお金は集まらず、詐欺師や悪徳商法業者にお金が集まる。
「世の中に役立つことをしていれば、お金は後からついてくる」という人には、お金は縁遠く、
詐欺師に大量のお金が集まる。これがお金の習性なんです。
お金はお金。お金持ちだから人間的に素晴らしい人というわけでもないし、
悪い人にお金が集まることだってある。
お金の習性をちゃんと知って、世の中を見ていくことが大事ですね。
【お金に対する考え方4】 お金を稼ぐことは極めて尊い行為
「お金を稼ぐことは極めて尊い行為」
著者は自身のクライアントの工務店で、家を建てたエピソードを通し、こう語られてます。
誰かが儲ける。誰かが稼ぐ。そして、その金を使う。
使えば、それで豊かになる人がいる。
『非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣』ー神田昌典
お金を稼げる人には、稼ぎ続けなければいけない。
お金を使う能力がある人は、お金を使わなくてはならない。
嫉妬されたり、嫌われるからといって逃げてはいけない。
稼げる能力のある人間には、そういう義務がある。そう主張されています。
お金を稼ぐことは悪いことではない。
社会や人を豊かにする尊い行為だからこそ、”責任”もある。
お金に対して、正面きって向かい合うこと。
大事なことだと思います。
【お金に対する考え方5】 お金に対する哲学を持つ
「お金の顔を同じ向きに揃えると、お金が増える」
「ポケットの中に、小銭をジャラジャラ入れておくと、お金がお金を呼ぶ」
「預金通帳に得たい金額を書いておき、毎日眺めると、実現する」
お金持ちの人は、”お金に対する哲学”みたいなものを持っており、
バカげているかもしれませんが、本気でそう思っている。
ここで見落としたくないのは、「本気で思っている」こと。
これはお金にこだわって生きてきた人だからこそ得た経験に基づくものということ。
お金にこだわってこなかった人は、ここを蔑ろ(ないがしろ)にしてはいけません。
先人の知恵、実績がある方の哲学から学ぶことも大切ですが、
まずは、自分の人生の中で”お金を意識していくこと”
そこからスタートしてみてはいかがでしょうか。
お金の考え方、使い方が大事
今回は、神田さんの本からお金について考えさせられました。
- お金を”大好き”になる
- お金に対する”罪悪感”を無くす
- 「お金は人を選ばない」ことを知る
- 「お金を稼ぐこと=尊い行為」であることを知る
- お金に対する哲学を持つ
気になる方は、是非一度読んでみてください!
🔽文章苦手な方はマンガ版もありますよ!
「お金は大事」と言いつつ、「どう考えるか」「どう使うか」の教育が乏しい日本。
未来の子供たちのためにも、心も身体も、そして経済的にも豊かな国、世界にしていきたいものです。
良書との出会いに感謝。ではまた〜v(^^)
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