中国古代が熱い!古き良き時代にどっぷりハマりましょう!
15日目!いや〜1週間も空いてしまいました(/ _ ; )
今日は”立春”(春=成長の季節)ということで、また新しい決意で頑張っていきます!
タイトル通り、今日は宮城谷 昌光(みやぎたに まさみつ)さんのオススメ本を独断でご紹介。
ご存知の方も多いと思いますが、宮城谷さんは古代中国の偉人にスポットを当てた歴史小説作家で、直木賞(第105回『夏姫春秋』)を始め、数々の受賞歴がある有名作家さんです。
古代中国っていつ頃?
宮城谷さんの作品は主に「春秋・戦国時代」の人物を描いており、
一般的には紀元前770〜紀元前221年(秦の中国統一)に当たります。
秦王朝、漢王朝を経て、有名な三国(志)時代が紀元後184年〜280年になりますので、
三国志より少し前の話とイメージしていただければ良いかなと。
そんな昔の人物の記録があるの?と思われる方もいるかと思いますが、
さすが「中国3000年の歴史」!当時の最高の文化レベルに驚嘆させられます。
↓詳細説明(Wikipedia)
私自身、大学時代から読書を始め、主に歴史小説を読んでいたのですが、
宮城谷さんの作品からは、多くの学び、感動、そして勇気をいただきました。
全作品網羅はしていませんが、中国古代の物はほぼ読んでるファンの一人です(^_^)
さてそんな私のオススメ作品を紹介!
『楽毅』(文庫ー全4巻)
初めて読んだ宮城谷作品、「諸葛孔明、劉邦を魅了した名将」との一点に惹かれ、
どんな人物、内容なのか日々わくわくしながら読んだのを憶えてます。
中国古代戦国期「中山国」という小国の大臣の子として生まれ、隣国で大国である「趙」の執拗な侵略に合いながら、”人が見事に生きるとは、どういうことか”と問い続け、楽毅(がっき)は祖国の救済に奔走します。
古代中国の知識が無くても入りやすい内容ですし、展開も早いので一気に読めちゃいます。
『晏子』(文庫ー全4巻)
宮城谷作品の中で一番好きな作品!
古代中国春秋期の「斉」存亡の危機を救った晏子父子(晏弱・晏嬰(あんじゃく・あんえい))の波瀾の生涯を描いた作品。
前半、晏弱将軍の人格、また友との信頼なども素晴らしいですが、
私は将軍としては恵まれない体躯に産まれた晏嬰の生き様、勇気、慈愛に満ちた人格に
何より感動!人間らしさ、快活さが大好きです!
こちらも予備知識無くとも楽しめる作品なので、是非!
奇貨居くべし(文庫ー全5巻)
秦の始皇帝の父ともいわれる呂不韋(りょふい)。一商人から宰相にまでのぼりつめたその波瀾の生涯を描いた作品。
多くの食客を抱え、『呂氏春秋』を編んだということ以外、多くの謎に包まれた呂不韋に、澄明な筆致で生命を与え、みごとな人物像を作り上げた、宮城谷さん六年半に及ぶ大作です。
古代中国戦国期(末期)、諸国を放浪する中で藺相如、春申君、孟嘗君ら希代の英雄達とめぐりあい成長していく呂不韋。
戦国期の背景を幅広く知ることができ、物語としても非常に面白い内容です。
こちらは少し予備知識を得てから読むとより深く楽しめる作品ですね。
まとめ
本当はもっとたくさん紹介したい作品もあるのですがキリが無いので、この辺りで(^^;;
最後に私なりの宮城谷作品の魅力は、
- 登場人物(主人公含め周囲の人物)の人間性、人間関係の良さに惚れる
- 古代中国の哲学、考え方を学べる
- 台詞の端々に作者の想いが込められており、勇気付けられる
かなと。そして何より読むと心に爽やかな風が吹く感覚を味わえます!
この記事書いてたらまた読み返したくなってきたー(o^^o)
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