おすすめの学習漫画【伝記】10選

伝記は漫画がわかりやすい！学習漫画おすすめ10選を紹介

子ども達に読ませたいと図書館でよく借りる『学習漫画』

子ども向けと侮ることなかれ、大人でも十分勉強になり、為になります。

エリザベス・ブラックウェル

看護の母と言われた「ナイチンゲール」は有名ですが、同時代に世界で初の女性医師となり、女性が働くことすら困難だった時代に、さまざまな差別や悲劇を乗りこえ、女性の為の病院、医学校を設立した人がいました。運命を切り開き、女性医師の希望の光となり、その道を照らしつづけた。

ハワード・カーター

古代エジプト王国の記録にのっていない謎の王、ツタンカーメン王の発掘に生涯を捧げた考古学者。資金もつき、人びとともぶつかり、なんども挫折を味わいながらも、強い意志の力でほぼ未盗掘であったツタンカーメン王の墓を発見。3000年以上前の、美術品と王をとりまくドラマを目の前によみがえらせ、エジプト考古学を大いに発展させた。

アンナ・パブロワ

幼き頃に見たバレエに魅了され、「プリマバレリーナ」（女性の主役ダンサー）になることを夢に見た少女。人生の師との出会い、「心を豊かにする」「心で踊る」教えを胸に、念願のプリマバレリーナとなる。彼女の為に作られた作品『瀕死の白鳥』は彼女の代名詞となった。　「世界中の新しい場所が君を待っている」ー自身のバレエ団を設立し、師の言葉通り、世界各地を巡り、ロシアのクラシックバレエを広めることに生涯を捧げた。1922年日本での公演で『瀕死の白鳥』を見た芥川龍之介は彼女の演技を絶賛した。

安藤百福

全世界で毎年950億食以上が消費されているインスタントラーメン。それを発明しチキンラーメン、カップヌードルを世に送り出した日清食品の創業者。「食を創って、世界のためにつくす」という強い信念を胸にいだき、朝から晩まで研究、努力、工夫を重ねる百福。48歳でチキンラーメンを創り出し、その後も前進する姿勢と柔軟な発想を持ち続け、カップヌードルが開発された時には彼は61歳でした。「食が足りてこそ、世界は平和になる」ー96年の人生を休むことなく駆けぬけた信念の人。

ワンガリ・マータイ

日本の［MOTTAINAI　モッタイナイ］の精神を世界に広めたことでも知られる、ケニアの女性環境保護活動家。荒廃する故郷の大地を救うためアフリカ全土で植林活動『グリーンベルト運動』を展開し、2004年、「持続可能な開発、民主主義と平和への貢献」により、環境分野の活動家およびアフリカ人女性として史上初のノーベル平和賞を受賞。『参加、忍耐、そして前進』と不屈の精神で闘い抜いたリーダー。

小林一三

阪急電鉄、宝塚歌劇団を創った実業家。小さな頃から強いリーダーシップを持ち、「ビジネス発明家」として、時代の波をかきわけて次々と新しい仕事術を生み出していった。駅ビル、高校野球、プロ野球、ビジネスホテル、映画館、動物園、レジャーランド、ローン住宅など数々の”日本初”を生み出したビジネスの天才。

スティーブ・ジョブズ

アップル社を立ち上げ、コンピューターを政府組織や大企業のものではなく、誰にでも扱えるものとした革命家。ピクサーアニメーションスタジオの設立、iPod・iPhone・iPadの開発など彼が社会にもたらした影響力、業績ははかり知れない。不屈のバイタリティとアイデアで「良いものを作りたい、世に送り出したい」との情熱の炎を燃やし続けた56年の人生。

樋口一葉

日本人初の職業女性作家。女性が学問を学ぶことが一般的でなかった明治時代、文学を愛した彼女は、小説を書いて作家として生きていくことを決意。24歳で亡くなる短い人生の中で、作品の産みの苦しみに耐え、「たけくらべ」「にごりえ」「十三夜」など数々の素晴らしい作品を残す。2004年、日本の五千円紙幣表面に肖像が採用。

ルイ・ブライユ

現代の点字（縦３×横２＝6点印字、ブライユ点字）を考案した盲学校教師。自身も幼い頃に事故で失明。盲学校で軍人が考案した「ソノグラフィ」と言われる12点式の暗号と出会い、以来点文字の開発に勤しむ。短い生涯を目の見えない人びとの希望と可能性のために費やした人生。現在、点字を表す言葉は多くの国で、ブライユの名前から“Braille”（フランス語読みではブライユだが、英語読みではブレイルになる）と呼ばれている。

ネルソン・マンデラ

弁護士から反政府活動家へ、27年間にも及ぶ獄中生活を耐え抜いた不屈の男。アフリカの父。黒人がいわれなき差別を受けた人種差別政策・アパルトヘイトの撤廃を訴え、南アフリカ統一を果たし、初の黒人大統領に。人種差別への戦いを生涯通して貫いた信念の人。1993年ノーベル平和賞受賞。

伝記を読む　〜過去の偉人との出会い〜

伝記を読むことで、その時代背景の中で、その人物がどのように生き、心を動かし、考え、行動していったのか知ることができます。

文字も当然良いのですが、漫画だとより背景や感情が入りやすいので是非おすすめです。

「それなら映画やドラマでも」との意見もあると思いますが、「読む」ことで、その人なりの「思索」が生まれます。

実際に生きてきた偉大な人物の ”想い” に触れてみてはいかがでしょうか。